お弁当を作るときのコツ
みなさんこんにちは、tamamiです。
お弁当を作る機会はありますか?
今日はお弁当を作るときのコツをお話ししたいと思います。
今回は「ご飯を冷ませていれる」や「汁気の多いものは避ける」など、基本的な部分ではなく、より良くするにはどうしたらいいかを書きたいと思います。
温度と味の関係性!
アイスクリームを溶かしちゃったことってありますか?
私は小さいときに、冷凍庫から出したのをすっかり忘れて、ドロドロに溶かしたことがあります。そのドロドロに溶けたアイスクリームを一口食べてみるとめっっっっちゃくちゃ甘いんです!!!!
冷凍庫から出して冷えた状態で食べると、とっても美味しいのに!
これは、温度と味に関係性があるからです。
基本の五味(甘味・塩味・酸味・苦味・旨味)について説明していきます。
甘味
先程のアイスクリームの例もそうですが、コーヒーに砂糖を入れたとき、冷めてきたら、甘く感じたことはありませんか?「下に砂糖が残っていたのかな~」って思っちゃいがちですが、実は、温度が関係していたのです!
甘味は、35度前後が一番甘く感じるそうです。
なので、温度が高すぎても低すぎても、甘味が鈍ってしまいます。
アイスクリームやコーヒーがぬるくなって甘く感じるのはそのためでした。
お弁当に入れる卵焼き、冷めたら薄くなっていた!とならないように、砂糖加減を調節しましょうね!
塩味
塩味は、温度が高いときよりも、低いときの方がしょっぱく感じます。
初めて中華を作った時に、調味料の量がわからず味見しながら足していたら、食べたときには、とっても濃くなっていて少量でご飯がすごくすすむ中華料理を作ったことがあります。笑
調理をしているときよりも、食べるときは冷めているので、少し薄いかな?程度でやめておくことをお勧めします!
酸味
酸味だけは、温度による変化はありません!
温度が高くても低くても酸っぱいものは酸っぱいです。
ですが、みかんなど甘酸っぱいものは、冷蔵庫で冷やしてから食べると、甘味が抑えられてしまうので、酸っぱく感じてしまうことがあります。
苦味
苦味は温度が高いとあまり感じません。
焼き肉で焼きすぎちゃったお肉も焼きたてなら食べられても、冷めたら苦みが強くて食べられたものではないと思います。
一般的に冷めた料理がまずく感じるのは、苦味が強く感じるかららしいですよ。
旨味
旨味も温度が高いとあまり感じません。
お吸い物や澄まし汁などだしの味がダイレクトに味わえるものは、少し冷めたくらいが旨味も感じられて美味しいと思います。
冷めた方が美味しい旨味は、お弁当にはもってこいですね!!
3・2・1でバランス良く
お弁当の3:2:1って聞いたことがありますか?
これは、お弁当箱の面積比のことで栄養素がバランス良く摂取できるように考えられた割合のことです。
バランス良く食べよう!って何度も聞いたことがあると思いますが、バランス良くって結局なんなの?と思ったことはないでしょうか?
バランス良くというのは、身長・体重・年齢・どのくらい運動するかを考慮して、1日にどのくらい食べたら良いのか割り出し、その中で炭水化物は50~65%、タンパク質は15~20%、野菜は350g食べたら、バランス良く摂取できたと言えますね、というものです。
3:2:1は、
1段弁当だと半分が3、残りの半分をさらに3等分して、1:2に分けます。
2段弁当だと1段分が3、もう1段分をさらに1:2に分けます。
3ってなーに?
お弁当の半分を占める3は主食(主に炭水化物)です。
主食はご飯やパン、麺類のことを指します。
主食はエネルギー源でたくさん必要ですが、食べ過ぎは肥満の原因になりますので、お弁当箱の半分が目安となります。
2ってなーに?
2は副菜を指します。
副菜とは、ビタミン・ミネラルの供給源となる、野菜、きのこ、海藻類を使ったおかずのことを言います。
食物繊維も多く含むため、たくさん摂取してもらいたいおかずですね!
1ってなーに?
最後の1は、みんな大好き主菜です。
主菜はタンパク源となる肉や魚料理のことです。
実は、タンパク源は肉・魚だけでなく、たまご・大豆製品(豆腐とか油揚げとか)も主菜となります。
タンパク質は身体を作る大切な役割をしますが、ついつい食べ過ぎてしまうので、適切な量を守りましょう!
私は、栄養学を学ぶ前はたまごが主菜だと知らなくて、自分でお弁当を作るとき、ザンギ(鶏の唐揚げ)と卵焼きと野菜少しみたいなお弁当にしてしまっていたので、これを読んだみなさんは、お弁当箱の面積を気にしながら作ってみてください~!
では、また明日!