カロリーゼロは全く入っていない訳じゃない!?
こんばんは、tamamiです。
お久しぶりの投稿です。
いつも読んでるブロガーさんが本格的にブログを始めたのが大学4年生の10月からというのをさっきブログを読んで知ったので、こうしてまたブログを書き始めました。笑
みなさんもまたお付き合いくださいませ。
最近は管理栄養士の国家試験に向けて日々勉強しています。
勉強しながら、みなさんの日常に生かせるようなことをシェアできたらいいな!と、思っています。
そこで、今日は『強調表示』について書きたいと思います。
強調表示とは
正確な情報を国民に伝達することが特に必要であるものとして、内閣府令で定める栄養成分または熱量について、その補給ができる旨を表示やその適切な摂取ができる旨を表示することを強調表示という。強調表示は、下記のように分類される。このような表示をする場合は、下記のような表示をする場合は、以下のような定められた基準を満たしていなければならない。
簡単に言うと、「〇〇が入っているよ!」「〇〇が入っていないよ!」と、パッケージに表記するうえでのルールがあるということです。
では、早速いきましょう~!
強調表示は大きく分けると「入っているよ!」「入っていないよ!」の2つ!
「〇〇が入っているよ!」
国民の栄養摂取状況からみて、欠乏が国民の健康の保持増進に影響を与えているものの補給ができる旨の表示です。
たくさんありますが、わかりやすい例は、食物繊維・カルシウム・鉄・葉酸などでしょうか。ウエハースなどのお菓子にカルシウムや鉄、卵に葉酸が含まれている、と書かれているのをよく目にしませんか。それが、補給できる旨の強調表示です。
そして、「入っているよ!」の中でもさらに段階があり、
「高」「多」「豊富」と高い旨を表示して良いものと
「源」「供給」「含有」「入り」「使用」「添加」と含む旨を表示して良いものに分けられます。
これらは、含まれている栄養成分量で決まっています。
高い旨を表示して良いものは
食品100g当たり / 液状の場合100ml当たり / 100kcal当たり
タンパク質 15g / 7.5g / 7.5g
食物繊維 6g / 3g / 3g
カルシウム 210mg / 105mg / 70mg
鉄 2.25mg / 1.13mg / 0.75mg
葉酸 60µg / 30µg / 20µg
以上含まれる食品となります。
含む旨の表示をして良いものは
食品100g当たり / 液状の場合100ml当たり / 100kcal当たり
タンパク質 7.5g / 3.8g / 3.8g
食物繊維 3g / 1.5g / 1.5g
カルシウム 105mg / 53mg / 35mg
鉄 1.13mg / 0.56mg / 0.38mg
葉酸 30µg / 15µg / 10µg
以上含まれる食品となります。
「〇〇が入っていないよ!」
国民の栄養摂取状況からみて、過剰な摂取が国民の健康の保持増進に影響を与えているものの適切な摂取ができる旨の表示です。
例として、熱量、脂肪、糖類、ナトリウムなどです。タイトルのカロリーは熱量のことなので、ここに含まれます。
先程と同じように、「入っていないよ!」も段階があり
「ゼロ」「ノン」「無」と含まない旨の表示をして良いものと
「低」「ひかえめ」「少」「ライト」「ダイエット」と低い旨の表示をして良いものに分けられます。
これらも含まれている栄養成分量で決められています。
含まない旨を表示して良いものは
食品100g当たり / 液状の場合100ml当たり
熱量 5kcal / 5kca
脂質 0.5g / 0.5g
飽和脂肪酸 0.1g / 0.1g
糖類 0.5g / 0.5g
ナトリウム 5mg / 5mg
以下含まれる食品となります。
含まない旨の基準値は測定の際の誤差の範囲内と決められているそうです。
糖類はノンシュガーやシュガーレスと表記される場合もあります。
例外もあり、ノンオイルドレッシングでは、当分の間、脂質が0.5gではなく、3g以下となっているみたいです。
低い旨を表示して良いものは
食品100g当たり / 液状の場合100ml当たり
熱量 40kcal / 20kcal
脂質 3g / 1.5g
飽和脂肪酸 1.5g / 0.75g
糖類 5g / 2.5g
ナトリウム 120mg / 120mg
以下含まれる食品となります。
注意してほしいこと
「砂糖不使用」や「食塩無添加」は強調表示基準は適用されません。原料として使用していなければ、食品本来にショ糖やナトリウムが含まれていても「砂糖不使用」「食塩無添加」と、表示することができます。
また、「〇%カット」「〇%オフ」「ハーフ」などは、先程の基準とは変わってきます。比較対象食品と比べて、どうかとなっています。
最後に、今日お伝えしたかったことは
カロリーゼロだから摂取しても大丈夫と過信しすぎてはいけないということです。
500mlのペットボトルの場合25kcal(5kcal×500ml)以下の場合はノンカロリーと表示していいので、実は意外と摂取している可能性があります。
また、普通に考えて砂糖には熱量が多いことがわかれば、甘くて熱量が少ないと表示されていれば、人工甘味料が使われていることは想像できると思います。
食品の表示は、このような知らないと勘違いしそうなからくりが結構多いので知っていくと面白いです。
スーパーで見つけたらよく見てみてください!
それでは、おやすみなさい。
寒くなってきたので、みなさん体調に気を付けてくださいね!